来年こそは。
- 2009-12-29(14:26) /
- 人生
ちょっとした虫歯はいくつか見つかったけど、痛みのある場所にはなかった。
では何でしょう?
答:歯の食いしばりによる歯周病。
X線の検査結果を見てみると、奥歯の奥の骨(歯茎の中!)が傷んでいた。けっこう摩耗しているという。
が~ん(0_0;)
骨がグラグラして痛い! そんなことって、あるの?
原因は特定できないが、ストレスが多いという。
そうだよね~、異様に嫉妬深くてカッとなりやすくて信じられないほど封建的な同居人との葛藤があったせいだと思ふのだよ……。
それを何とか、猫たちが救ってくれているという、精神的な綱渡り状態なのだよ……。
まずは、この20年ばかり続けてきた専門職に対し「出張があるからダメ」と難色を示された。
理由は、
「女が外に出ると絶対に家庭が崩壊するから」
だそうだ。
一緒に暮らす前に、「仕事は家でいくらでもやればいい」と言っていた同居人であるが、これは実は「女は家事をやるべきなので、家を出てはいけない。時間が余れば家の中で何かやるのは構わない」という意味だったのである。
在宅メインで仕事をしよう♪と考えていたわたしの”常識”と彼の”常識”は、数光年分、かけ離れていたのである。
わたしにも「仕事ったって世に名前が出るわけじゃなし、やりがいなんてちゃんちゃらおかしい。近所でスーパーのレジ打ちでもやればいいじゃないか。それの何が悪いのか」と言い放った。
スーパーのレジ打ちという職業に偏見はないが、やったこともないし、だいたい教育を受けて仕事を続けてきたのがもったいないじゃん。
あんまりなので、日帰り出張まではいいんじゃないかということにして、仕事を始めた。
日帰りでさえ、ただ事ではない。妄想で嫉妬をして、前の晩から機嫌がわるいのだ。
「俺が着いていくのなら、出張も泊まりもいいだろう」と言い出す。
おとなの仕事に付き添いがあるなんて正気の沙汰とも思えないが、彼は本気である。
同じく異様な嫉妬深さのため、これまでの友人関係は、基本的に付き合い禁止。
電話がかかってくると「誰? 何の用?」としつこく尋ねる。「男か」と責める。もちろん女性もダメなのだ。
理由:これまで(自分と出会う前)のわたしを知っている人は、嫌だから。
本や絵画や芸術の鑑賞などは「無駄だからやめてほしい」と言う。
「図書館に行く」と言って「なんで?」と尋ねた人は、同居人が初めてである。
まあこれはさすがに、図書館のしくみを説明したらOKになった(簡単にいえば、「タダだから」と言って納得してもらった)が、芸術鑑賞はまだハードルが高い。
ああ、わたしがばかだったのである。
顔がかっこいいな~と思っていたら、こんなことになったのである。
生まれて初めて顔で男を選んだら、このザマである。
教訓:男は決して顔で選んではいけない。
もちろん、つきあい始めに予兆がなかったわけではないのだから、すぐに別れればよかったのだが、付き合いが深まりかけたところで、同居人の母親が倒れた。
しかも同じころ急に同居人の首が腫れ上がり、診てもらったところ、悪性リンパ腫というガンの一種だった。
あり得ない人生のタイミングだが、成り行き上、わたしが介護&看病するはめに……。
”溺れかけた人”を、見捨てることができなかったのである。
で、彼母は今年無事、見送ることができた。
心底ホッとした。
しばしば「俺は、文学だ芸術だ仕事のやりがいだなどと言うお嬢様と一緒にいるのは耐えきれない。家にいてくれる普通の人がいい」と数日間にわたり文句を垂れつづける同居人であるので、彼母が逝った時点で、
「わたしのやるべきことは終わりましたので、さようなら」
と、逃げようとしたが、そうなるとなぜか「絶対に嫌だ!」と騒ぎ始め、泣き落としと愚痴、脅迫をもって逃げられないようにした同居人。
別れようとするたびに、ここではとても書けないような恐ろしい事態になるので、逃げるのは無理と思うようになってしまったが、まず来年の目標としては、
(1)きちんと働いて、経済的な自立をする。
※ これまで介護三昧だったので、仕事をするどころではなかった。
(2)猫たちの精神衛生のため、日常生活を平穏なものにする。
※ わたしが泣いていると、にゃん吉とラクが変調をきたす。
(3)わたしが生きがいを感じて明るく生き、同居人からのマイナスの波動は霧散させる。
※ ご飯を食べない日はあっても、不平不満を言わない日はない同居人であるから、ネガティブオーラに引っ張られないよう、ブレないこころざしをもつべし。
同居人にわたしを理解してもらおうとか、変えようとかいうのは100%諦めた。
生い立ちや精神的バックボーンがまったく異なるのだから仕方ない。
違う惑星の出身だと思うことにしたら、かえって楽になった。
だから、わたしからは「感じよく、平和に、おだやかに」というスタンスで、上記を守る、と。
まあ、こんなところに尽きますかね。
きっと、食いしばりもよくなるはずだ。
だいじょぶだよ 流れは変わるから

来年は泣かないのよ お母ちゃんなんだからね
