猫を守りたい。2
- 2010-01-29(15:27) /
- 人生
ラクは比較的平気なのに、そのラクのほうが、無理に同居人にクルマに乗せられた際、彼に限ってはありえないことだが、ウンチを盛大にもらして帰ってきた。
同居人は、自分ではできないからと、お尻とお腹と足を汚して、ショックのためかシッポを隠しているラクを洗わせ、乾かさせて、ふたたび二匹を連れて出た。
考えられません。
休ませませんか、普通。
そのあげく、「猫は俺のもの。あんたは出ていってくれ」と電話が入った。
「あんたがいる家には、絶対に猫は連れて帰らない。永久にクルマで飼うよ。だから、猫をのびのびさせたければ、あんたが家を出るんだな」
脅迫です。
彼の場合、怒りを爆発させると極端なことを言い出してとんでもない事態に発展するので、いったん家を出て、実家に戻った。
もちろん、一晩中、全然寝られませんでした。
寒い夜の布団の作り方、寝る前のおやつのあげ方、寝る時間になったのに遊び足りなかったときの対処法、飲み水とトイレをチェックしてから布団の態勢に入ること、ヒーターの置き場所と入れ方。
朝ご飯の時間と量と中身、その後の遊び、トイレ、その掃除。
毎日、ニャンズのために気をくばっていることは無数にある。
同居人は、ひとつも覚えようとしないから、ほとんど何も知らないはずだ。
こごえていないか、落ち着いて眠れているか、わたしを探しまわっていないか(ねーちゃん猫は、わたしの不在のときは全部屋を何度も見回る)……。
気になって、眠るどころではない。
翌朝、同居人から戻ってきてくれと電話が入る。
「別れたい」と告げる。
結局「どうしても別れるのなら、猫は死んでも渡さない。俺が面倒みるからあんたはあきらめろ」とだだをこねて、電話が切れる。
母親が「説得してみよう」と言ってくれたので、同行してもらい、家に戻る。
同居人は、どうしても猫を引き渡すことに応じない。
見ていると、ねーちゃん猫が異常に元気がなく、声も出さない。
弟猫も、まるっきりいつもの跳ね回りがない。
部屋をチェックすると、猫トイレを掃除した形跡はあったものの、飲み水が1、2センチしか残っていない。
まるっきり、ケアしてないじゃないか。
何があっても猫の命は助けなくてはならないが、どこをどうしても同居人とやり直す気持ちはなく、そのはざまで取り乱したわたしを見て、母がその晩は泊まってくれた。
しかし、母はこう言うのだ。
「この人は、猫を取られたら何をするかわからないから、しばらくは我慢しなさい」
……。
もちろん最初は大反省し、「自分で選んだ相手なのだから、なんとか自分で解決しなくちゃ」とがんばりましたとも。
我慢して我慢して、結論を出して、勇気を出して実家に相談したのに。
今年は絶対に、これ以上我慢しないことに決めた。
にゃんずを安心させることと、わたしが新たな一歩を踏み出すこと。
必ず、実現します。