二月の終わりとホームベーカリー。
- 2012-02-27(15:00) /
- 飲み食い

わたしがいる場所に、たいてい四匹とも集まってくれるのはうれしいんだけど、なぜかタミちゃん大ちゃんの双子台風は、わたしに寄り添うと瞬時に寝てしまうので、動くに動けないときも多い

こたつ(ウチは、ホットカーペットにこたつ机を載せているだけの”ナンチャッテこたつ”)の様子を見ようと一瞬だけ腰を下ろしたとたん、適当な台(わたしの膝のこと)を見つけて、さっそく頭をのせてみる大ちゃん。
あ ちょうどいいよ風
そのままね オレここで寝るから

え~っ、これからお茶を淹れようと思ってたのに……と横を見ると、つねにわたしに付き添うにゃん吉が、わたしのまねをして(?)こたつ布団に両手を入れてうとうとしている。
面白すぎてあわてて携帯をかまえてカシャカシャ撮っていると、いよいよ動けなくなってくる(笑)
え 何で手だけ入れてるのかですって
ホラ 風が足だけ突っ込んでるじゃない 同じだと思うんだけど

かと思えば、ヒーターの前で仲良くお昼寝していたガールズが、突然叩き合い。
えいっ ぱしん

きゃ やったわね それっ


これも面白すぎる(というか、にゃん吉とタミちゃんはいつもラブラブなので、叩き合い自体めずらしい)ので写真を撮ったのだけど、またたく間に終わってしまった。
遊んでいただけみたい

そうそう、これくらいでは色の変化はないのだけど、走り回って興奮すると白っぽい色から濃いピンクになる、にゃん吉のお鼻。
このときブンブンに動いているので、ぶれておりますが(爆)
ピンクのお鼻が可愛いですって
そんなことより早くネズミを放って、風!

さて、写真はないのだけど、週末、実家に出張した際に持っていったのは、自家製塩麹にひと晩漬け込んだ鶏のササミと、切り干し大根の煮もの、グリーンオリーブ、かぼちゃの種(煎ってある市販品。父は豆類が大好きなのです)、おしるこ少々(こしあんを水で溶き、塩加減しただけだけど。母はあんこものが大好物)。
たまたまあったものばかりなので、テーマは一貫していない(^^;)
行ってから実家の冷蔵庫の中身を見て組み合わせるので、バラバラのほうがいいこともあるのだ。
(スープものを作っていったら、鍋だった前例もあるしね

母が「キャベツを使ってくれる?」と言って姿を消したので、それと鶏を合わせて炒め物か温サラダにしようと思ったら、何と紫キャベツ。
一緒に調理したら、すべてが紫色になるに決まっているので、まず、エリンギと人参をから炒りする。
※このところ炒め物は、フライパンを熱してから油を敷かずに野菜を直接入れ、ほんの少しの塩を加えてから炒りするのがメインになっている

水滴が出てきたらもう少し加熱して水分を飛ばす。
味つけは塩コショウでも醤油でも、お好みで。
できあがりに、テーマに合わせて胡麻油かオリーブオイルなどを選んでまわしかけ、かつお節や胡麻、ハーブなどを適宜振り入れる。
親友の関東の料理番に習った方法だけど、野菜から過剰な水気が出てびしゃびしゃになることもないし、野菜の味は深まるし、フライパンは洗いやすいし、言うことなしの調理法なのだ

エリンギと人参がしんなりしたら取り出し、今度は塩麹漬けのササミを適宜切ったものをフライパンで焼く。
これも油を敷かず、そのままやってみる(本当はグリルで焼きたかったんだけど、実家はIHでグリルがないし、トースターを使うと、汚れるのが嫌いな母はいやがると思ったので

焼き色がついて、竹串を刺しても肉汁が出ないことを確認して、取り出しておく。
ある程度、鶏肉の汁がフライパンに溜まっていたので、それで紫キャベツを一気に炒める。
色がかなり濃いうえに堅めの葉なので、イマイチ炒め上がりがわからないんだけど

以上をざっくり混ぜて、温めた大皿に盛りつける。
これが何と、パサパサになりがちなササミはふっくらジューシー(漬け込み効果でしょう)で、紫キャベツはちゃんと熱が通っているのに元気パリパリ。
エリンギの”あわび風”舌ざわりが橋渡しをしてくれて、思いのほかよくできた

食べ始めた父が、珍しく何度も絶賛してお代わりするので、紫キャベツ(一個全部洗ったが、多すぎたので半分だけ使ったのだ)を追加、結局親子3人でひと玉分たいらげた

後でわかったのだがキャベツはふた玉あり、ひとつが普通の、もうひとつが紫だった(>_<)
(母は「あら、普通のを使ったらいいと思ったのに」と言ったけど、その母、紫キャベツの使い方がわからず、しばらく放置していたらしいので、ちょうどよかった

そのほか、グリーンオリーブは温サラダにトッピング、切り干し大根はそのままサーヴ、おしるこはデザートにとフルに出場~


食が細くなって(!)普通の人くらいしか食べなくなっていた父だから、食べ過ぎが心配だけど……。
キャベツだからまぁ、いいか☆
というわけで、家でのオヤジ晩酌もから炒り三昧

たとえば……。
玉ねぎをまず炒るでしょう、冷蔵庫にあるもの(このときはソーセージ)を適当に切って加えるでしょう、で、しんなりしかけたくらいでオリーブオイルをたら~り、塩コショウ。That's it!
それだけで「うんまーい☆」と声が出るほど結構な出来なのだから、皆さまも是非お試しください♪

そうそう、その後のMKホームベーカリー。
いくつかレシピを試してみた。
わたしが好きなのはリーンな茶色っぽいパンなので、たいてい全粒粉を入れるのだけど、天然酵母の袋をよく見ると「全粒粉やライ麦粉を使用するときは、イーストを2倍ほどに増やしてください」とある。
えっそうなんだ、あまり膨らまないわけだよ~と納得して、やってみた。
すると、膨らみはこれまでよりはあるものの、日持ちがしない。
これまでは、一週間くらいおいしく食べられたのに、酵母が2倍量のものは、2日くらいで味が落ちる。
驚いてネットで調べてみたら、イーストが多いと劣化も早いらしいのだ


なので、これまで、
1 普通コース(イースト定量、時間は約4時間)
2 普通コース(イースト2倍、時間は約4時間)
を試したなかでは、1のほうが断然美味しいし日持ちがするので、さらに別の実験。
このベーカリーには、「天然酵母コース」という、7時間くらいかかる設定もあるのだ

それを試してみないわけにはいかない(っていうか、天然酵母を使っているのだから、まずそちらをやってみるべきだったよね

というわけで、
3 天然酵母コース(イースト約2倍、時間は約7時間)
に忠実にやってみたのがこちら。
(イースト量も、酵母の使用説明書通りの量にしてみた)
山型ではありません(爆)

焼いているとき、うっとりするくらい素敵な匂いが漂ったので、きっと美味しいと思う。
思うというのは、実はこの日、たまたまパン好きの人に会うことになり、「ホームベーカリーを買おうかどうしようか迷っている」というので、味見をしてもらうことにしたのだ

その人は普通の白い食パンと菓子パンが好きというタイプだから、全粒粉は不使用だけど、お口に合ったかしら……。
ま、気は心だよね

次は、イーストの量を減らしての天然酵母コースもやってみるつもり。
……といった日常でありました。
寒さが戻った感じの月末、みなさまもにゃんずも、お身体に気をつけてお過ごしくださいね。