びっくりしたよ、もぅ。
- 2012-06-21(12:18) /
- 猫
オレのこと覚えてる?
ラクです。

あのね、風がブログを放置してるあいだに、大変なことが起こっちゃったんだ。
風は、お世話になった人から、あることを頼まれた。
風がイヤって言えないことと言えば、わかるよね。
猫がらみだよ

その人の知り合いんちで仔猫が4匹生まれて、里親さんを探してたの。
風は「うち、もう4匹もいるから絶対に無理!」って断ったつもりらしいんだけど、最初から猫好きを見込まれてのことなんだからさ……

結局「どうしても里親さんが見つからなかったら検討してもいい」って言っちゃった。
で、うちに、ちっちゃくて(生後1か月半で600グラム)、うるさくて(こんなに声の大きな仔猫に会ったことないよオレ)、いっときもじっとしていないチビが連れてこられたってわけ。

「見てから決める」って約束だったのに、譲渡主さんてば2匹連れてきて「どっちにします?」なんて言うんだもん

風が「どちらもお帰りください」って言うわけないよ……

見た瞬間、うちに来たほうを「こっち

ところがね、譲渡主さんが帰ったあと、風がヘルスチェックをしてみたら……
Σ( ̄□ ̄;)
チビちゃんには、ノミがうじゃうじゃ付いてたんだ。
あわててお湯に入れて洗いまくったら20匹くらい出てきたけど、身体にはまだたくさん付いてて、クシで取れるような数じゃない


近寄ろうとしたオレたちは「ダメ!!」って怒られ、すぐにチビちゃんはケージに戻されて隔離になったんだ。
チビは怒り狂って、ひと晩じゅう「出せったら出せー」って叫び続けた。
普通の仔猫みたいなかぼそい声じゃない。
まるで腹式呼吸でボイストレーニングをたたき込まれたオペラ歌手並みの声量。
何時間叫んでも、ちっとも枯れないし

しかも、ものすごい根性で(ここは大ちゃんに似てるね)、ケージの目がゆるいところを探し当てて脱走するわ、キャリーに入れられればストッパーを壊して出てくるわ。
風もオレたちも、ちっとも寝た気がしなかったよ……。
さて、ようやく病院に行けたチビ。
ノミが多くて「この状態で1、2週間も放っておいたら、仔猫なら貧血で弱って死ぬ」って(>_<)
チビのベロの色は、血の気のない白っぽい色になってたんだって。
ドクターに「この子は風さんちに来て、命拾いしましたよ」って言われたらしい。
ホントは風、この時まで「もらうと決定したわけじゃない」って思ってみたいなんだけど、ドクターの言葉で、「この子の命を、責任持ってつながなくちゃ」って決心したんだね。
ともあれ、チビは仔猫用のフロントラインスプレーで、オレたち4匹も持ち帰った薬で処理してもらってから、隔離が解けてやっとボリュームMAXの叫びも止んだ。
静けさのありがたかったことったら!

最初、階段は全然登れなかったチビ、しばらくしてようやく一段クリア。
なのにその1、2時間後にはとっとこ登り始めたから進歩が早い。

家じゅうを探検して、みんなにフーシャーされても、全然平気なんだもん

来てから3日目が終わる頃には全員と鼻ペトの挨拶も済み、4日目の今日は、一緒に走って遊んだりしてるよ

風はと言えば、「ノミの卵や糞が散らばってるから」って毎晩遅くまでかかってお掃除ばっかりしててバテバテみたいだけど、すごく楽しそうだよ。
そうだ、チビちゃん(女の子だよ)のお名前なんだけどね……。
父の日に来たからって、「チーチー」か「チーちゃん」って呼ばれてるの。
逆算(?)して、本名は「千恵子」って言うらしいよ。ジャパネスクでしょ

お仕事から帰ってきた風が「チーチー」って呼ぶとぴょこんって出てきて、風にくっつくんだ。
大ちゃん以上の甘えんぼだよ

